日本のモノづくりの頂点に、空調のパイオニアとして応えていく。

上野 隼一朗 2005年入社
経営工学部出身のため幅広く企業を見て就職活動を行った。高砂熱学工業を選んだのは、歴史と確かな技術力に裏打ちされた“温かく、まじめな風土”に惹かれたため。理系出身だが、営業として、オフィス建設からメーカーの研究所の設備施工、ときに新規事業のための新規開拓までと幅広く活躍している。

オフィス、ホテル、病院。見積もりを作りながら学ぶ日々。

新人時代は、東京本店に配属され、オフィスビルから商業施設、ホテル、病院などと幅広いお客様を担当していました。長くお付き合いのあるお客様からの改修や新築に関する要望をお聞きし見積りを作成していく動きが中心。こうした中で、設備に関する膨大な情報を身につけ、営業の基本を学ぶことができました。その後、ビルの省エネ化を切り口に、コンサルティングを行うファシリティサービス本部へ異動。当時は、省エネルギー法が改正されたばかりで、この法律に準拠するために、どのようにビル設備を更新するべきか、よりエネルギー効率のよい設備とは何か、といった提案を行っていました。こうした部門で経験を積み、現在は、メーカーなどの産業系のお客様への提案を行っています。

グローバルメーカーの先端技術や製造設備を、空調で実現する。

担当するのは、精密機器や製薬、食品などのメーカーの研究所や工場の製造設備に関する提案です。こうした空間は、緻密な空調管理が求められることが特徴です。何しろ設備の良し悪しが新技術の成功や製品の歩留まりに直結する世界。そのため、常に先進的な技術が求められますね。そして、希望のスペックが実現できる提案ができても、案を採用していただくために擬似的に設備を作って実験をしたり、研究所に来ていただき、省エネ効果を体感していただくこともあります。また、私たち独自の技術を紹介することもあります。たとえばクリーンルームでは、従来、天井から清浄な空気を送風し、床面から排気するのが常識でしたが、省エネ性を追求した結果、従来とは真逆の、部屋の下部から送風し、上部から吸い込む空調方式を提案。これは、当社独自技術の一つをお客様のニーズに合わせて応用適用した事例ですが、従来方式と比べ4割もの省エネ効果が見込めるため、お客様に好評です。そんな実績を背景に、現在もあるグローバルメーカーの世界規模での事業所の省エネ化プロジェクトを推進している最中なのです。

営業の基本は、約束を守ること。その上で、意志と想いを重ねていく。

私が営業として大切にしているのは、実に基本的なことです。お客様に対して報告や連絡、相談をしっかりする。小さな約束でも期日を必ず守る。シンプルに見えますが、こうしたことができていないと、お客様は不安になってしまいます。どんな時にも信頼を失わず、安心して大切な設備のことを任せて欲しい。私は、この“当たり前”を大事にしています。その上でこだわるのが、提案に自分の想いを込めること。難易度の高い技術の話だからと言って、エンジニア任せにせず、自分の考えをしっかりと持つ。営業としてお客様の要望をどう咀嚼し、その背景には何があるのか思いを巡らす。こうしたことを整理し技術に伝えていくことで、より高いレベルでお客様の役に立つ提案ができるのだと考えています。産業系の設備とは、常にお客様の理想とするモノづくりを実現するためにあるものです。ですから、パイオニアであるお客様のために、私たち自身も設備のパイオニアでなくては。実際に私たちは、空調設備の先駆者と名乗れるだけの技術がありますが、これからも、こうして培ってきた力を武器にして、さらに多くのお客様の設備提案に関わっていきたいと思います。

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