ソリューション

高砂熱学工業は、空調のみならず環境そのものを創造する新たなテクノロジーを追及し、建築設備を最適にコントロールするソリューションを提供しています。



水資源有効利用システム オゾン利用排水処理システム

有機性排水処理方法として広く普及している活性汚泥法の性能向上を実現できる技術です。

活性汚泥にオゾンを微量添加することで微生物の活性を向上させ、処理性能の向上、バルキング障害※1防止、汚泥発生量削減、処理水質改善を実現します。

本技術は、(地方共同法人)日本下水道事業団殿との共同研究の成果を活用したものです。

(特許出願中)

特長

  • オゾン添加により微生物の有機物分解速度が向上し、より多くの排水、あるいはより高濃度の排水を処理することが可能となります。
  • オゾン供給部はユニット化しており、既存の排水処理施設に簡単に付加することができ、既存設備を停止させることなく、容易に導入ができます。
  • 既存施設、新設施設の別なく、容易に本技術の効果を得る事ができます。
  • オゾン添加による改善性能の多くは、オゾン供給が停止しても3~4日持続します。
  • 安定した処理性能により、メンテナンス頻度の低減、停止リスクの削減が可能です

システム構成

システム構成

オゾン利用排水処理システムのシステム概略図

導入期待効果

  • バルキング防止(汚泥沈降性向上)
    ・糸状菌の繁殖防止効果によりバルキング障害※1の防止が期待できるため運転管理が容易になり、管理コストを削減できます。
    ・活性汚泥濃度(MLSS※2)を高めて運転できるため、排水処理能力が向上します。
  • 処理可能水量の増加
    ・活性汚泥の活性向上による処理能力の向上で処理水量を15~30%増加させることが可能です。
  • 汚泥発生量を15~30%抑制できます。
  • 処理水質向上
    ・有機成分除去能力が向上するため、処理水BOD※3を15~30%改善できます。
    ・オゾンによる酸化作用により色度分解が促進され、処理水色度を15~30%改善できます。
    ・汚泥沈降性向上効果により排水中への懸濁物質(SS※4)の混入を削減できます。

導入のポイント

本システムは有機性排水の多い、食品工場、化学工場、郊外の大規模商業施設の規模拡大、生産信頼性向上などに有効な技術であり、以下の施設に有効です。


  • 処理能力が不足している排水処理施設
  • バルキング障害リスクの高い排水処理施設
  • 高濃度排水が流入する排水処理施設
  • 敷地面積の狭いビルの除害施設

用語の説明

※1 バルキング(膨化)障害
糸状微生物の異常な増殖などにより、活性汚泥の沈降性が悪化し、きれいな上澄みの処理水が得られなくなる障害。汚泥が流出するため、処理水質の悪化と共に、汚泥流失により活性汚泥槽の排水処理能力が低下してしまう生物処理における代表的な障害。対応策としては、薬剤の供給や凝集剤を投入する。ただし、これでも対応できない場合は排水の流入を停止する。

※2 MLSS
有機性排水を生物分解処理する活性汚泥槽の活性汚泥(=微生物)量。

※3 BOD
水中の有機物量の指標で、20℃で5日間に水中の生物が呼吸した量(酸素量)を言う。水中生物は水中の有機物を消費して呼吸するので、BODは生物により分解できる有機物量の指標となる。

※4 SS
孔径1μmのろ紙にかかる固形物量。汚泥も含む。

お問い合わせ先

新規事業開発部  TEL:03-6369-8240  mail:mizu@notes.tte-net.co.jp

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