
INTERVIEW
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研究開発
横田 大佑DAISUKE YOKOTA
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本社 水素技術開発室
2016年入社 | 生命科学系専攻 修了
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学生時代のことを教えてください
生物系の学科を卒業して大学院に進み、研究室に所属していました。熱帯魚の一種であるゼブラフィッシュを研究対象にし、発生生物学という分野に取り組んでいました。冬になると3歳から小学校6年生ぐらいの子供たちにインストラクターとしてスキーのレッスンを行っていました。これだと決めたことにのめりこむタイプだったと思います。
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入社の決め手は何でしたか?
就職活動は業界を問わず幅広く検討しました。大学で勉強したことを活かすことよりも、ワクワクしながら働くことができる会社に入りたいという想いの方が強かったです。大学時代にしていた空調設備のアルバイトで、みんなでものづくりをしていくことの楽しさを感じていたこと、高砂熱学の選考を受けて感じたワクワク感の2つが決め手になりました。

現在の仕事内容は?
研究開発の仕事
カーボンニュートラル事業開発部で水電解装置の開発を担当しています。当社は20年間水素関連の研究開発を行ってきましたが、世の中の水素への注目度には波がありました。昨今、国が主導で進めているカーボンニュートラル(二酸化炭素の排出実績ゼロ)の実現には、これまで当社が蓄積してきた知見・技術がうまく活用できると感じています。私が担当している水電解装置は水を電気分解して水素を作る装置で、自身の開発を、高砂熱学の新しい価値としてどう活用するかが私のミッションと捉えています。
1日のスケジュールは?
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08:45
出社
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09:00
試験実施
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12:00
昼休憩
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13:00
社内打ち合わせ
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14:00
試験データ整理・資料作成
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15:00
社外打ち合わせ
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16:00
試験実施、試験データ整理
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17:30
退社
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仕事のやりがいは?
世界で注目されているカーボンニュートラルに携わっていることです。自分にできることはまだ限られていますが、カーボンニュートラルを実現する最前線で働けることにやりがいを感じています。水電解装置の実証実験から関わり、現在、開発が完了した水電解装置はお客さまに導入するフェーズにまで進んでいます。お客さまが装置で製造された水素を使用されているのを見ると、お客さまのカーボンニュートラルに貢献出来て良かったと感じます。
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仕事で大切にしていることは?
日々さまざまな試験をしていると、意図した結果が出ないことも多くあります。そんな時でも、試験結果を率直に受け止めた上で結果を分析するようにしています。先入観を持って結果を見てしまうと、意外な部分を見落としたり、考察を広げることができなくなります。問題ないと思い込んでいる部分がないかや、自分が思いもしていない可能性があることを前提に研究に臨んでいます。
高砂熱学で働く魅力は?
多くの人が知るランドマークや有名建築に携わることができるのも魅力のひとつです。私自身は開発に携わって3年ですが、周りにはさまざまな分野のプロフェッショナルな方が多くおり、困った時はすぐに相談に乗ってくださったり、一緒に仕事をすることで多くの刺激をもらっています。

入社後のキャリア変遷を教えてください
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1〜4年目
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東京本店
施工管理として、病院の新築・建替工事に携わる。病院ならではの特殊な空調設備に携わることで知識が広がる
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5〜7年目
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技術研究所
現在の水素関連の研究に従事。学生時代の専門分野ではなかったが、学習と並行して業務に取り組むことで高い専門性が養われた

これからの目標は?
実績を通じて、水電解装置を導入することのハードルが下がりつつあります。ですが今以上に普及させるためには、装置を大型化し、より多くの水素を作れるように開発を進める必要があります。水電解装置の大型化開発を成功させて多くの装置を導入し、水素に関して周りから頼られるような人になることが目標です。
プライベートの過ごし方は?
学生時代にインストラクターをしていたこともあり、冬はもっぱらスキーに行きます。また旅行も趣味で温泉など各地を巡っています。これからは海外も多く訪れたいです。

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