ニュースリリース News Release
東京都環境局「革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクト」における実証事業の開始 ~建設現場へのデジタル活用による、廃プラの可視化・マテリアルリサイクルのプロセス確立~
プレスリリース
高砂熱学工業株式会社(代表取締役社長COO:小島和人/以下「当社」)は、プラスチックの高度なリサイクル技術の実装化に向け、令和4年度に東京都環境局より採択された「革新的技術・ビジネスモデル推進プロジェクト※1(以下、本プロジェクト)」における調査・分析事業に基づき、今般、令和5年度の実証事業者に採択※2されましたのでお知らせします。
本プロジェクトは、建設現場から出る廃プラスチック類の処理について、モバイル端末などのデジタルプラットフォームを導入することにより、現場で排出されるプラスチック情報の遠隔把握を容易にし、マテリアルリサイクルの促進に向けて、分別・回収の仕組みを構築するものです。
調査・分析事業では、オフサイトで生産管理を実現する当社施設T-Base®(所在:埼玉県八潮市)を拠点とし、IOT重量センサを用いて、分別区分ごとにプラスチックの廃棄量をデジタルで情報取得・可視化することが可能となりました。実証事業では、廃プラスチックを用いたリサイクル製品の企画・設計・製造と、その試用・評価をすすめるとともに、デジタルプラットフォームの運用検証を進めてまいります。(別紙「廃プラの回収からリサイクルまでのスキーム」をご参照願います。)
なお、本プロジェクトの実施体制は、空調設備工事業を担当する当社の他、リサイクル製品の企画・設計・製造を担当するダイキン工業株式会社が事業主体となります。また、参画企業は、プラスチックのマテリアルリサイクルを担当するヴェオリア・ジュネッツ株式会社、廃棄情報のデジタル化・情報管理プラットフォームを担当する株式会社digglueとなります。
当社は、本プロジェクトの実証事業を通じ、東京都環境局ならびに各事業者との共同体制にて、建設現場で 発生するプラスチック廃棄物の削減ならびにマテリアルリサイクルに向けた取り組みを進めてまいります。
■ご参考:関連リリース
※1
※2 東京都プレスリリース 革新的技術・ビジネス推進プロジェクトに係る実装化・事業着手支援の選定、実証事業の開始について(2023.9.14付)