ニュースリリース News Release
カーボンニュートラルを目指し、「クイーンズスクエア横浜」を対象資産とする不動産ファンドへの出資のお知らせ
プレスリリース |技術とサービス
高砂熱学工業株式会社(社長:小島和人/以下、当社)は、2040年までにカーボンニュートラル事業※1の確立を目指しており、その取り組みの一環として、環境不動産の構築「HEREⓇ」※2に向けた取り組みを進めています。
今般、当社は、クイーンズスクエア横浜(以下、本物件※3)の不動産ファンドに出資し、信託受益権を取得しました。本物件は、脱炭素先行地域である「みなとみらい21地区」に位置するとともに、「みなとみらい水素プロジェクト」に参画しています。
当社は、本地域において、市街地での水素活用の可能性の調査・検討をおこない、各関係者との連携による地域の脱炭素化に貢献してまいります。
※1 当社が目指すカーボンニュートラル事業像(中期経営計画2026より抜粋)
“エネルギーをつかう”建物に対して、太陽光・バイオマス発電等の再生可能エネルギーで“エネルギーをつくる”領域への進出や、エネルギーを効率的かつ最適に活用するナレッジを活かし、“エネルギーをためる”システムを構築。エネルギーを“つくる・ためる・つかう”の3領域をエネルギーマネジメントシステムで『ツナグ』事業をビジネスモデルとして構築していくことを目指します。
※2 環境不動産への取り組み、「HEREⓇ」(ヒアー)について
当社では、2019年に不動産開発部(2020年「不動産事業開発部」へ改称)を新設し、SDGsに貢献するための環境に配慮した中小型ビルの再生・再開発に取り組んでいます。ブランド名「HEREⓇ(Human & Earth Relationshipの略称)」は、当社が展開していく建物ブランド名称であり、ブランドコンセプトは、『人と地球が手を取り合い、未来に向かっていける場所』です。
「HEREⓇ」では、当社が建物の所有者として、エネルギーの効率的な利用に関するニーズの把握が可能となることに加え、当社が有する水素製造技術やエネルギーマネジメントシステムを組み合わせること等により、デマンドレスポンスへの対応を図るなど、建物の環境性能の向上に貢献してまいります。
※3 取得物件の概要について
名称 : クイーンズスクエア横浜 (竣工:1997年)
所在地 : 神奈川県横浜市西区みなとみらい2-3-2ほか
全体面積: 土地44,406.40m2、延べ床498,282.77m2
構造 : S・SRC・RC造
用途 : オフィス、店舗、ホテル、駐車場
環境性能: CASBEE不動産 Sランク(クイーンズタワーB棟・C棟)
クイーンズスクエア横浜外観(信託受益権の取得対象は、最左のA棟を除く、B・C・ホテル棟と地下駐車場)
【高砂熱学工業株式会社について】 https://www.tte-net.com
1923年創立以来、空調設備の設計・施工を中心に、人に優しい快適空間の創出、高度に管理された生産工程の構築、AIを活用した設備の最適な運転や省エネのコンサルティングなど、建物のライフサイクル全般にわたる トータルサービスを、日本全域・中国・東南アジア・インド・メキシコで展開。パーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、「環境クリエイターⓇ」として脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの 創出に取り組んでまいります。