ニュースリリース News Release
2024年度省エネ大賞 省エネ事例部門 資源エネルギー庁長官賞(業務分野)を受賞 幕張新都心ハイテク・ビジネス地区熱供給センターでの熱供給システムの再構築を評価
プレスリリース
高砂熱学工業株式会社(社長:小島和人/以下、当社)は、一般財団法人省エネルギーセンターが主催する「2024年度省エネ大賞 省エネ事例部門」において「資源エネルギー庁長官賞(業務分野)」を受賞し、1月29日に東京ビッグサイトにて表彰式が執り行われたことをお知らせします。
省エネ大賞は、事業者や事業場等において他の模範となる優れた省エネの取り組みや、省エネルギー性に優れた製品並びにビジネスモデルを表彰する制度です。
受賞者の記念撮影
幕張新都心ハイテク・ビジネス地区熱供給センター
■受賞名
幕張DHC改修工事における高効率に向けたシステム再構築
■受賞者
東京都市サービス株式会社/清水建設株式会社/高砂熱学工業株式会社/東海大学/芝浦工業大学
■受賞概要
幕張新都心ハイテク・ビジネス地区熱供給センターは、国内初の下水処理水を本格活用した熱供給施設であり、供給延床面積947,000㎡のオフィスビル・ホテル等14棟に熱供給しています。供給開始から30年以上経過し、熱供給開始以降の実績データの取得や分析、運転課題の抽出などを行い、2016年より2022年まで本格的なリニューアルに取り組んだ結果、1次エネルギー効率をリニューアル前の1.19から国内トップレベルの1.68(2022年度実績値)へ改善し、従来比で30%の省エネを達成しました。
主な取り組みは以下のとおりです。
- 熱源機容量のダウンサイジング
- 熱供給システムの再構築
- 熱回収運転の最適化、蒸気製造のヒートポンプ化
- 下水処理水システムの運用改善や利用率拡大など
このたび、運転実績分析・シミュレーションに基づく熱供給システムの再構築による省エネの実現が、大規模データセンターや都心再開発に応用可能な事例として評価されました。
今後も、グループパーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、「環境クリエイターⓇ」として環境創造の事業領域を拡げ、脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの創出に取り組んでまいります。