所有特許
企業の技術力を示す特許取得件数は業界トップであり、2020年3月末日現在の件数は773件(特許/実用新案/意匠/商標)、特許は国内477件、海外20件です。
特許を取得している代表的技術分野
技術分野 | 件数 |
---|---|
空調システム(空気系26、水系16) | 42 |
IDC | 37 |
計測・測定 | 31 |
蓄熱 | 31 |
クリーンルーム | 29 |
給排水・消火 | 26 |
自動制御・中央監視 | 24 |
殺菌・脱臭 | 23 |
施工法 | 23 |
除湿 | 20 |
燃料電池・水素 | 18 |
熱源システム | 15 |
換気・排気 | 14 |
維持管理 | 13 |
空調機 | 12 |
置換換気 | 11 |
最近公開された当社特許
名称 | 配管の接合方法 |
---|---|
出願番号 | 特願2015-247551号 |
公開番号 |
局所窒素置換工法「エルブレイズ」に関する発明であり、配管のろう付け接続の際の酸化防止工程を簡素化して現場作業の省力化を可能とするものである。
ろう付けによる配管接合を行う際には、配管内部に窒素などの非酸化性ガスを導入することで配管内面の酸化皮膜形成を防止している。この場合、従来は配管系全体に渡って窒素ガスを流していたが、多量の窒素ガスを消費することになるので経済的でない上に、大型の窒素ボンベが必要になりその運搬にも多大な労力を要していた。
そこで本発明は、一方の配管1の端部1aに設けた拡径部10に、他方の配管2の端部2aを挿入してろう付けする接合方法において、以下の工程を有するものとした。
- 1.他方の配管2(挿入側)の端部2aに開口部11を設ける。
- 2.他方の配管2の端部2aを、開口部11が拡径部10に挿入される前の位置まで、拡径部10に挿入する。
- 3.開口部11から配管内部に非酸化性ガス(窒素など)を注入する。
- 4.他方の配管2の端部2aを、開口部11が拡径部10内に挿入される位置まで挿入する。
- 5.2つの配管の端部同士をろう付けして接合する。
本発明によれば、非酸化性ガスは2つの配管の端部近傍のみに注入すれば良いので、非酸化性ガスの注入が少量・短時間で済む。また、大型の窒素ガスボンベが不要となるので、ボンベの運搬も省力化できる。さらには、配管の内部に非酸化性ガスを注入するための開口部が、ろう付け後に外部に露出しないので、強度上の問題もない。

【符号の説明】
1 一方の配管、2 他方の配管、10 拡径部、11 開口部、20 ノズル、25 ろう材