室圧制御システム LO-VST®(ロバスト)
LO-VST®は、バイオロジカルクリーンルームなど気密性の高い部屋の室圧制御において、ドアの開閉、空調の起動停止や風量変更などの運転モードの変更により生じる室間差圧の逆転を抑止します。
また、システムの稼動性能の確認や室圧管理に要する労力を削減するとともに、製造予定に応じた風量の変更など省エネルギー効果の高い設備運用においても、安定した室圧を維持します。
LO-VST®:Low pressure difference control using Variable Stroke Time dumper
(特許第4242684号、特許第4684921号、
特許第4712853号、特許第5614949号)
導入実績:17件(2020年度時点)
特長
- ドアの開閉、運転モードの変更により生じる室間差圧の逆転を抑止します。
- ダンパモータの作動時間を可変とする「VSTD機構」により、給気風量の変化を緩やかにし、運転モードの変更による室圧変動を抑えます。
- これらの制御は、汎用PLCの制御パラメータの設定で機能を発揮しますので、建設時の早期立上げが可能となります。
システム概要

- 1.ドアの開閉信号を室圧制御装置に接続し、ドアが開いているときには、室圧制御を停止します。
- 2.モータの作動時間を可変とするVSTD※機構で、定風量装置(CAV)の風量変化を緩やかにします。
- 3.汎用の制御コントローラを活用することで、コンピュータ・システム・バリデーションの適合作業を省力化します。