室外機廻りの最適設計
室外機のキャッピングや噴霧冷却で空冷パッケージエアコンを高効率化
空冷パッケージエアコンの運転効率は、外気温度に左右されます。高層建物や都心部のデータセンターでは、多数の室外機を屋上に密集して設置するため、室外機排気が吸込側に廻り込んで吸気温度が高温になり、運転効率が低下します。この対策として室外機に散水すると、フィンの腐食・スケール付着が生じたり、水道料金が大幅に増加したりします。こうした問題を、多様な設計手法で解決してゆきます。
特許 第5977559号
- 遮蔽板や遮蔽膜(キャッピング)による吸排気分離※
- フィンを濡らしにくい小粒径の水滴(ミスト)の噴霧※
- 噴霧冷却効果の小さい高湿時に噴霧を停止(節水制御)
- 噴霧水を軟水や雨水として、室外機フィンのスケール付着を抑制
- 某データセンターの6月~9月のPAC消費電力量を7.4%削減