室外機廻りの最適設計

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 13 気候変動に具体的な対策を

室外機のキャッピングや噴霧冷却で空冷パッケージエアコンを高効率化

空冷パッケージエアコンの運転効率は、外気温度に左右されます。高層建物や都心部のデータセンターでは、多数の室外機を屋上に密集して設置するため、室外機排気が吸込側に廻り込んで吸気温度が高温になり、運転効率が低下します。この対策として室外機に散水すると、フィンの腐食・スケール付着が生じたり、水道料金が大幅に増加したりします。こうした問題を、多様な設計手法で解決してゆきます。

(特許 第5977559号)

導入実績: 6件(試験導入2件含む)
(2020年度時点)

  • 遮蔽板(キャッピング)による吸排気分離※1
  • フィンを濡らしにくい小粒径の水滴(ミスト)の噴霧※1
  • 噴霧冷却効果の小さい高湿時に噴霧を停止(節水制御)
  • 噴霧水を間欠的に純水※2に切り替えスケール付着を抑制
    (純水リンス)
  1. ※1某データセンターの6月~9月のPAC消費電力量を7.4%削減
  2. ※2水道水からRO装置で造水