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室外機廻りの最適設計

13 気候変動に具体的な対策を

室外機のキャッピングや噴霧冷却で空冷パッケージエアコンを高効率化

空冷パッケージエアコンの運転効率は、外気温度に左右されます。高層建物や都心部のデータセンターでは、多数の室外機を屋上に密集して設置するため、室外機排気が吸込側に廻り込んで吸気温度が高温になり、運転効率が低下します。この対策として室外機に散水すると、フィンの腐食・スケール付着が生じたり、水道料金が大幅に増加したりします。こうした問題を、多様な設計手法で解決してゆきます。

特許 第5977559号

  • 遮蔽板や遮蔽膜(キャッピング)による吸排気分離
  • フィンを濡らしにくい小粒径の水滴(ミスト)の噴霧
  • 噴霧冷却効果の小さい高湿時に噴霧を停止(節水制御)
  • 噴霧水を軟水や雨水として、室外機フィンのスケール付着を抑制
  • 某データセンターの6月~9月のPAC消費電力量を7.4%削減