冷媒サブクール/エバチルドシステム

  • 7 エネルギーをみんなに そしてクリーンに
  • 11 住み続けられるまちづくりを
  • 13 気候変動に具体的な対策を

※エバチルドシステムはTMES㈱へ事業譲渡済

空冷ビル用マルチ空調システムの冷房運転効率を高める「冷媒サブクールシステム」の発展型として、冷媒を水で冷却する熱交換器と冷却塔を一体化した「エバチルドユニット」を開発しました。
当ユニットを使用した「エバチルドシステム」では冷却水配管工事が不要となり施工を大幅に簡素化します。

(特許第4472383号、特許第4798884号、特許第4813151号、
特許第5295481号、特許第5693932号)

受賞・認定

  • NEDO「平成25年度 地球温暖化対策技術普及等促進事業」に採択
    (タイ王国における空調冷媒過冷却システムプロジェクトの案件発掘調査)
  • 第3回JABMEE環境技術優秀賞受賞
    (「電算用PACを用いた冷媒サブクールシステム」2011年)

特長

エバチルドユニット

冷媒を水で冷却する熱交換器と冷却塔を一体化
本ユニット内部には液冷媒管のコイルがあり、ここに散水と通風を行うことによって、水の蒸発潜熱で冷媒を冷却します。
ビルマル1セットにつき1台接続
小型軽量
片開きドアから搬入可能で、エレベータにより既設建物屋上への設置も容易です。
冷房負荷に応じて自動運転
ビル用マルチから運転信号を受けたり、ユーザーが本ユニットの発停を制御したりする必要はありません。

エバチルドシステム

省施工
冷媒・給水配管つなぎ込み、および電源工事だけで本システムの導入が可能です。冷却水配管工事は不要です。
省エネルギー
【例】30馬力のビルマルに本システムを導入した場合、冷媒種類がR407Cの旧型機では冷房消費電力量を約14%、最大消費電力を約35%削減できます。
冷媒種類がR410Aの新型機では、それぞれ約8%、約23%削減できます。

仕様

本体

【外形寸法】
500W x 650D x 1150H
【製品重量】
約95kg(運転時)
【風量】
約2400CMH
【散水量】
約24L/min
【熱交換器】
CUPФ9.53 22列x5段x480L
伝熱面積1.6m2

電源

【電圧】
3Ф20V
【消費電力】
250/285W(50/60Hz)

給水

【使用水量】
最大連続使用水量 0.25L/min
【圧力】
0.01~0.5MPa
【風量】
約2400CMH
【水質】
冷却搭補給水の水質基準に準じる
(日本冷凍空調工業会 JRA-GL 02)

接続配管サイズ

【冷媒液管】
3Ф20V
【給水管】
SUS15Aメス
【排水管】
SUS15Aメス

オプション

冷媒温度センサ
(冷媒の温度低下を目視可能とします)
断水検知機能
(断水時に自動停止して故障を防止します)