環境
高砂熱学グリーンボンド
Takasago
Thermal Engineering Green Bonds
- 環境マネジメント
- 脱炭素社会への対応
- 循環型社会への対応
- 研究開発
- 知的財産マネジメント
-
高砂熱学グリーンボンド
本グリーンボンドの発行および有効活用は、当社グループがネット・ゼロ・エネルギーを志向する環境改善技術の進化・創造と更なるオープンイノベーションの活性化を通じて、持続可能な社会の実現に向けた積極的な貢献を果たすうえで、中長期的な方向性と合致するものと判断し、発行を決定いたしました。
1. 概要
名称 | 高砂熱学工業株式会社第3回無担保社債 (社債間限定同順位特約付) (高砂熱学グリーンボンド) |
---|---|
発行年限 | 7年債 |
発行額 | 50億円 |
利率 | 0.270% |
条件決定日 | 2019年7月9日 |
発行日 | 2019年7月16日 |
償還日 | 2026年7月16日 |
手取金の使途 | 茨城県つくばみらい市に建設中の新技術研究所(仮称「イノベーションセンター」)の建設資金及び設備資金に充当予定
関連リンク: ニュースリリース「新研究所開発拠点として茨城県つくばみらい市に仮称「イノベーションセンター」を建設」(2019年1月24日付)(637KB) |
取得格付 | A-(株式会社日本格付研究所(以下「JCR」)) |
2. 適格性に関する第三者評価
第三者評価として、JCRより「JCRグリーンボンド評価」の最上位評価である「Green1」の評価を取得し、国際資本市場協会(ICMA)が策定した「グリーンボンド原則2018」及び環境省の「グリーンボンドガイドライン2017 年版」の基準を満たす発行であることを確認しております。
また、JCRの評価では、以下のSDGsの目標およびターゲットへの貢献についても評価されています。
目標7:エネルギーをみんなに
そしてクリーンに
ターゲット 7.3. 2030年までに、世界全体のエネルギー効率の改善率を倍増させる。
目標9:産業と技術革新の
基盤をつくろう
ターゲット 9.4. 2030年までに、資源利用効率の向上とクリーン技術及び環境に配慮した技術・産業プロセスの導入拡大を通じたインフラ改良や産業改善により、持続可能性を向上させる。すべての国々は各国の能力に応じた取組を行う。
目標11:住み続けられる
まちづくりを
ターゲット 11.6. 2030年までに、大気の質及び一般並びにその他の廃棄物の管理に特別な注意を払うことによるものを含め、都市の一人当たりの環境上の悪影響を軽減する。
関連リンク:
「高砂熱学工業株式会社第3回無担保社債(高砂熱学グリーンボンド)に対してGreen1を付与」(2019年7月9日付)(628KB)
3. 当グリーンボンドに関する
投資表明
投資表明をしていただいた投資家については以下の通りです。(五十音順)(2019年7月16日時点)
- いちい信用金庫
- 茨城県信用農業協同組合連合会
- 岩手県信用農業協同組合連合会
- 株式会社香川銀行
- 北おおさか信用金庫
- 北見信用金庫
- 桐生信用金庫
- 桑名三重信用金庫
- 株式会社七十七銀行
- 城南信用金庫
- 巣鴨信用金庫
- 諏訪信用金庫
- 大同火災海上保険株式会社
- 太陽生命保険株式会社
- 高鍋信用金庫
- 高松信用金庫
- 東京海上アセットマネジメント株式会社
- 那須信用組合
- 西中国信用金庫
- 日本電技株式会社
- 浜松磐田信用金庫
- 飯能信用金庫
- 平塚信用金庫
- 広島県信用組合
- 福島信用金庫
- 富国生命保険相互会社
- 北海道信用金庫
- 松本信用金庫
- 三島信用金庫
- 三井住友トラスト・アセットマネジメント株式会社
- 株式会社南日本銀行
- 明治安田アセットマネジメント株式会社
- 両備信用組合
4. レポーティング
資金の充当状況
高砂熱学グリーンボンドによる調達資金50億円は、2020年3月末時点において、当社の新研究開発拠点である「高砂熱学イノベーションセンター」の建設・設備資金に全額充当されております。
なお、高砂熱学イノベーションセンターは、2020年1月末に完成し、3月より稼働しております。
今後、大きな状況の変化があった場合は必要に応じ、資金充当された適格事業の概要及び事業に充当された金額と未充当額を当社ホームページにて公表する予定です。
関連リンク:
ニュースリリース「茨城県つくばみらい市に新研究開発拠点「高砂熱学イノベーションセンター」が完成」(2020年2月25日付)(564KB)
環境改善効果
2020年1月末に完成し、3月より稼働しております高砂熱学イノベーションセンターでは、各種省エネルギー手法の採用に加え再生可能エネルギーとして太陽光発電、バイオマス発電を採用するとともに、残りの商用電力をグリーン電力(東京電力、アクアプレミアム)で調達することによりCO2排出量ゼロ、脱炭素ビルを目指します。
環境影響評価
項目 | 2021年度 | 2022年度 | ||
---|---|---|---|---|
エネルギー年間消費量 | (MWh) | 798 | 1,138 | |
内、再生可能エネルギー | (MWh) | 798 | 1,138 | |
内訳 | 太陽光発電 | (MWh) | 200 | 225 |
バイオマスガス化発電 | (MWh) | 436 | 439 | |
グリーン電力 (アクアプレミアム) |
(MWh) | 162 | 474 | |
CO2排出量 | (t-CO2) | 0 | 0 | |
CO2排出量削減量※ | (t-CO2) | 807 | 807 |
- 基準値:移転前の技術研究所の実績値 807.4 t-CO2/年
ZEBの達成状況
エリア | 年度 | ZEBランク | 対基準※ エネルギー消費量 |
対基準※ エネルギー供給量 |
---|---|---|---|---|
オフィス棟 | 2021年度 | 『ZEB』 | 0.35 | 0.91 |
2022年度 | 『ZEB』 | 0.34 | 0.95 | |
敷地全体 | 2021年度 | Nearly ZEB | 0.20 | 0.17 |
2022年度 | Nearly ZEB | 0.29 | 0.17 |
- 基準値:オフィス棟 1,389 MJ/(m2・年)、敷地全体 3,150 MJ/(m2・年)
(環境認証の取得状況)
CASBEE-建築(新築)(2016年版):Sランク(自己評価)
BELS:5つ星(設計一次エネルギー消費量91%削減)、Nearly ZEB
LEED v4 BD+C(NC):Gold
CASBEE-ウェルネスオフィス 2020(v1.0):Sランク