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社会 人的資本の強化 Strengthening
Human Capital

高砂熱学工業の人財戦略

高砂熱学工業は人が最大の資産であると考え、創立以来「人の和と創意で社会に貢献」という社是のもと、ないものは創るという考え方に基づき社員一人ひとりの力を結集して新たな価値を生み出し、社会の発展に貢献してきました。
当社グループを支えているのは、社員一人ひとりの力であり、その貴重な人財が自律的に成長していくことで、会社もさらに成長していくと考えています。
これからも環境クリエイター®として未来に向けてさらなる発展を続けるために、採用、育成、ウェルビーイングという観点で人的資本の強化に取り組んでいます。

人財マネジメント基本方針

当社は、「人が最大の資産である」という理念に基づき、人財育成と人間尊重を礎とした人財マネジメントを行います。

企業活動を通じて、常に新たな価値を生み出して社会に貢献していく為には、日々成長を続ける企業でなければならず、それを支えるのは常に成長し続ける人財であるとの考えを基本とし、品性と高い倫理観を持ち、自律的に、常に挑戦し続ける人財を育成します。

また、性別、性的指向、性自認、国籍や障がいの有無などの属性にかかわりなく、お互いの多様性を認めて尊重し合う企業文化を醸成するとともに、個々の人財が健康で生き生きと、能力を最大限に発揮できる労働環境を整備します。

採用

未来の環境クリエイター®となる新卒者の採用を積極的に行っています。新卒採用においては、性別や国籍に関係なく実力主義での採用を行っております。女性社員は、2030年頃には社員に占める割合を30%、外国籍社員については、現状よりも増加とする目標に基づき、積極的に採用しています。
また、キャリア採用においては、コア事業である建設事業を支える即戦力人財や経営計画の実現に必要な専門知識を有する人財の採用を行っています。

採用実績

2020年度:男性 51.3% 女性 34.6% 留学生 14.1% 2021年度:男性 67% 女性 25.9% 留学生 7.1% 2022年度:男性 60.2% 女性 31.6% 留学生 8.2%

3カ年の平均

女性 30.7%

留学生 9.8%

人財育成

人財育成の基本的な考え方

建築設備分野におけるパイオニアとして「人の和と創意で社会に貢献」を社是に環境エンジニアリングによりカーボンニュートラルに向けて世界に貢献するため、そして環境クリエイター®として豊かに暮らせる未来の地球を創るため、最高の品質提供と創意工夫による技術開発を可能にする人財の育成に取り組んでいます。社員教育と自己研鑽の両面が相補いながら、チャレンジ精神や創意工夫を育む組織風土づくりに努めています。

人財育成の取り組み

タカサゴ・アカデミーによる人財育成

未来を創る人財を育成することを目的とした「タカサゴ・アカデミー」では、各種研修(Off-JT)と多様な経験(OJT)の両輪で人財を育成し、実践的で多角的な教育を行っており、目的とステージに合わせた教育を実施しています。

入社時の現場研修

新入社員教育においては技術系、事務系問わず、現場研修を通じて当社がどのように付加価値や利益を生み出し成長を続けているか身をもって理解し、その後の多様なキャリア形成につなげています。

目的別教育と階層別教育

目的別教育においては入社から定年退職までそれぞれのステージで活躍できるよう、必要な能力やビジネススキルの修得と倫理観の醸成を行います。また、階層別研修ではマネジメントスキルを重要視し、MBA学位取得制度や次世代リーダー養成、管理職候補のマネジャーセミナー、若手が対象のリーダーセミナーなどを実施し、将来の経営を担う人財を継続的に育成しています。

研修体系図

社員1人当たりの教育時間の推移

[タカサゴ・アカデミー主催 (各本部、本支店主催の研修除く)の研修より算出]

2019年度:37.5時間、2020年度:35.9時間(4%減)、2021年度:40.1時間(7%増)

  • %は、2019年度を1としたもの。

ウェルビーイング

すべての社員が活躍できる
就労環境の整備

エンゲージメントのさらなる向上

社員が意欲をもって業務に従事し続けるためには、やりがいや誇りを感じて業務に打ち込めるよう、会社の経営理念や事業内容が社会に貢献するものでなくてはなりません。加えて、メリハリのある多様な働き方を可能にし、ワークライフバランスを実現することで、社員が健康で充実した生活を送れるように就労環境を整備する必要があります。
こうした取り組みの積み重ねで社員と会社の間の信頼を醸成し、社員一人ひとりが働きがいや幸福を感じ、生き生きと活躍できる企業づくりを進めています。

エンゲージメント調査の実施と
エンゲージメント向上ワーキング

2021年度より従来の社員満足度調査に替え、社員のエンゲージメントの状態を把握する新たな調査を開始しました。年1回の本調査と月1回の簡易調査(パルスサーベイ)により組織課題を明らかにし、全社横断のワーキングチームを通じて全国の支店と共有し、改善に向けて継続的に打ち手を打つことで、さらなるエンゲージメント向上につなげています。

ダイバーシティ&インクルージョン

当社は経営理念において「人間尊重」を基本とし、国籍や性別を問わない公平な人財登用を推進しており、部門を横断して多様性を推進するワーキンググループを設置して、多様な人財が自らの個性と能力を最大限に発揮して活躍できる職場づくりを進めています。

仕事と家庭の両立支援

育児や介護について、仕事との両立を支援するため、育児・介護休職、短時間勤務、家族の看護休暇や介護休暇といった法令で定められたものはもちろん、転勤がないエリア勤務社員への転換制度や在宅勤務制度といった様々な制度を設けています。

健康経営への取り組み

高砂熱学グループは、全ての役職員が心身ともに健康で、活力に満ちあふれる企業『Well-being カンパニー』を目指すことを表明した『健康宣言』を2019年5月に発信し、健康を尊ぶ職場環境の醸成に努めています。

ハラスメント対策

パワーハラスメント、セクシュアルハラスメントやマタニティハラスメントといったハラスメントを防止するため、トップメッセージを発信してハラスメントを許さないという会社の基本方針を明確にしています。社内外に相談窓口を設けているほか、定期的なアンケート調査を実施して職場でのハラスメントの有無を確認しています。また、毎年8月をハラスメント根絶強化月間とし、全社でハラスメント防止の意識向上を目的とする研修を行っています。

人事DX化に向けた取り組み

人的資本経営を進めるうえで、一人ひとりの社員のさまざまな人事データを管理し、採用や育成、人財配置や登用に活用するタレントマネジメントを進めています。
2021年度には人的資本経営の基盤として人事情報を管理する基幹システムを刷新したほか、タレントマネジメントシステムの整備を進めるなど、人事DX化の取り組みを進めています。

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