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ニュースリリース News Release

当社保有の解体予定ビルを地域消防署・消防団へ訓練場所として提供 実際の建物を活用し、壁を壊して放水するなど実戦的訓練を実施し、地域防災力向上へ

プレスリリース

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 高砂熱学工業株式会社(社長:小島和人/以下、当社)は、当社が保有する解体予定のビル2棟(東京都新宿区)を、地域を管轄する東京消防庁四谷消防署・四谷消防団へ消防活動訓練の場として提供しました。

 

 当社は建物の空調設備工事業で培ったカーボンニュートラル技術を活かし、当社が建築主となり、中小型ビルを環境に配慮した建物として再生・再開発する不動産開発事業※1に取り組んでおります。2019年には隣接する2つのビル(東京都新宿区舟町)を取得し、今年1月より解体後、新しい施設(ブランド名「HERE※1)を建設予定です。計画に当たり、かねてより地域の方々との対話を重ねるなかで、消防署より実際の建物を活用した消防訓練をする機会が貴重であるとの話を聞き、地域の防災力向上に寄与するため、取り壊す前のビルを消防訓練の場として提供することになりました。
 

 

■訓練概要

場所 四谷三丁目ビル・石橋興業ビル(東京都新宿区舟町6-5 他)※2
日程 11月25日(土)、12月13日(水)~15日(金) 計4日間
参加者 四谷消防団員30名、四谷消防署員50名
内容 エンジンカッターを使用した防火扉の切断、ガラス窓や仕切り扉の破壊訓練のほか、ビル内で火災が発生したことを想定し、疑似煙を発生させた中での救助・放水訓練を行いました。また、現役を引退した経験豊富な隊員から、経験の浅い隊員への知識・経験を引継ぐ機会としても活用いただきました。

  
 

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エンジンカッターを使用した防火扉の切断

 

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救助・放水訓練

 

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ガラス窓の破壊訓練

 

■四谷消防署 熊谷謙志消防署長 コメント

 現場を想定した訓練を実施できる機会が少ない現状にある中、実戦さながらの環境下において、多くの職員及び団員が技術の錬磨に励むことができました。このような場所を提供していただいた、高砂熱学工業株式会社様には感謝申し上げ、本訓練の成果をこれからの災害に十二分に生かし、地域の安心安全のため邁進していく所存です。

 

※1 不動産開発事業、ブランド「HERE」(ヒアー)について

 当社では、2019年に不動産開発部(2020年「不動産事業開発部」へ改称)を新設し、SDGsに貢献するための環境に配慮した中小型ビルの再生・再開発に取り組んでいます。ブランド名「HERE (Human & Earth Relationshipの略称)」は、当社が展開していく建物ブランド名称であり、ブランドコンセプトは、 『人と地球が手を取り合い、未来に向かっていける場所』です。

  

※2 建物概要
四谷三丁目ビル 石橋興業ビル
所在地 新宿区舟町6-5 他 新宿区舟町6-12 他
敷地面積 101.24 坪 40.18 坪
延床面積 483.86 坪 236.74 坪
建物規模 SRC造、S造 地上7階 RC造 地上7階

 

【高砂熱学工業株式会社について】 https://www.tte-net.com

1923年創立以来、空調設備の設計・施工を中心に、人に優しい快適空間の創出、高度に管理された生産工程環境の構築、AIを活用した設備の最適な運転や省エネのコンサルティングなど、建物ライフサイクル全般にわたってのトータルなサービスを、日本全域・中国・東南アジア・インド・メキシコで展開。パーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、心地よい環境を創造する「環境クリエイター」として脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの創出に取り組んでいます。