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「キリンビール北海道千歳工場 グリーン水素実証事業開所記念式典」を開催 グリーン水素由来の蒸気をビール製造工程に活用する実証を7月から開始予定、GHG排出量約464トン/年削減
プレスリリース
高砂熱学工業株式会社(社長:小島和人/以下、当社)が出資する合同会社MTグリーンエネルギー(東京都千代田区)※は、三菱商事エナジーソリューションズ株式会社が運営するMCKBエネルギーサービス株式会社(東京都千代田区、社長:石指裕章)とともに、キリンビール北海道千歳工場で取り組むグリーン水素実証事業(以下、本実証)について、7月6日、開所記念式典(以下、本式典)を開催したことを、お知らせいたします。
※ 合同会社MTグリーンエネルギー社(水素製造SPC):三菱商事と高砂熱学の出資による合同会社
記念式典 起動式の様子
左から、三菱商事エナジーソリューションズ株式会社 藤井代表取締役社長、北海道千歳市 横田市長、キリンビール株式会社 北海道千歳工場 宮﨑工場長、合同会社MTグリーンエネルギー 職務執行者 杉本氏
水素製造設備 外観
ビール製造では、麦汁煮沸などの加温工程で大量の蒸気を使用します。本実証では、蒸気を製造するボイラ用燃料の一部を都市ガスからグリーン水素に転換することで、年間で最大約23%の熱需要を水素で代替し、年間約464トンのGHG排出量削減を見込んでいます。
本実証に関わる設備のお披露目を目的に開催された本式典では、関係者約60名が参加し、神事、水素製造設備の起動式、設備見学が行われました。また、水素製造設備および周辺の外観には、近隣の小学校の児童の皆さんより募集した「未来の千歳市」「クリーンエネルギー」「地球環境」をテーマとしたイラストがペイントされており、地域環境への取り組みを発信するとともに、次世代への環境意識の醸成も図っています。
全体設備のうち、太陽光設備・水素製造設備は6月末に完成し、26年7月より実証を開始します(実証期間:10年間(26年7月~35年6月))。採用されている当社製の水電解装置「Hydro Creator™(100N㎥/h)」(固体高分子形)は、本実証が初導入となります。
今後は、グリーン水素へのエネルギー転換におけるGHG排出量削減効果や技術的な課題を検証し、運用で得られた知見を新たな事業へ活かしてまいります。また、一般見学者や地域の方々に向けて水素へ理解促進に取り組むとともに、本実証設備の見学受け入れについても計画していく予定です。
当社は環境クリエイターⓇとして、水素を利用した地産地消エネルギー供給モデルの社会実装を通じ、カーボンニュートラル社会の実現に貢献してまいります。
■本実証 設備概要
主な設備は、太陽光発電設備0.2MW、水素製造設備(水電解装置100N㎥/h×2台他)、水素ボイラ(2t/h×1台)で構成されています。A地区にはキリンビール北海道千歳工場と水素ボイラ、C地区には太陽光発電設備と水素製造設備が設置されており、地区間は水素を送る導管で接続されています。

■高砂熱学工業株式会社 代表取締役社長 小島和人 のコメント
この度、国内で初めてビール製造工程にグリーン水素を活用する先進的な実証事業に参画できましたことを、大変嬉しく思います。本実証の実現にあたり、多大なるご支援・ご協力を賜りました関係者の皆様およびパートナー企業の皆様に、心より御礼申し上げます。グリーン水素を活用して製造されたビールが北海道の皆様の食卓へ届けられることに、大いに期待を寄せております。当社は環境クリエイターⓇとして、今後の運用にも責任をもって取り組むとともに、「高砂熱学があると地球が良くなる」と言われる存在を目指し、本実証で得られた知見を活かしながら、社会課題の解決と未来への挑戦を続けてまいります。
【高砂熱学工業株式会社について】 https://www.tte-net.com/
1923年創立以来、空調設備の設計・施工を中心に、人に優しい快適空間の創出、高度に管理された生産工程環境の構築、AIを活用した設備の最適な運転や省エネのコンサルティングなど、建物ライフサイクル全般にわたってのトータルなサービスを、日本全域・中国・東南アジア・インド・メキシコで展開。グループパーパス「環境革新で、地球の未来をきりひらく。」のもと、心地よい環境を創造する「環境クリエイターⓇ」として脱炭素・サステナブル社会の実現に寄与する技術・サービスの創出に取り組んでいます。
補足資料(本実証について)
プレスリリース:キリンビール北海道千歳工場にて、2026年6月より化石燃料からグリーン水素へエネルギーを転換する実証事業を開始(2025年2月7日付)https://www.tte-net.com/article_source/data/news/detail/2025/730.html
■各社の役割
- キリンビール :各社と連携して、ビール工場におけるグリーン水素由来蒸気を利用
- 三菱商事 :水素供給に関する商務面および事業組成の取りまとめ
- MCKBエネルギーサービス :三浦工業製の水素燃料ボイラを活用した水素由来蒸気の製造・供給
- 高砂熱学 :水素製造装置の納品・設置、太陽光発電・水素供給設備の設計・施工、竣工後の水素設備保守業務等
- 三浦工業 :水素燃料ボイラの設計・製造・納品・メンテナンス
- 合同会社MTグリーンエネルギー:水素製造設備を運転・維持管理し、水素を製造・供給

■キリンビール北海道千歳工場について
| 施設名 | キリンビール北海道千歳工場 |
| 設立 | 1975年清涼飲料工場として竣工、1986年ビール工場として操業開始 |
| 所在地 | 北海道千歳市上長都949-1 |
| 敷地面積 | 231,000㎡ |
| 従業員数 | 約85名 |
| 生産商品 | 定番ブランド6種類、季節限定ブランド2種類 |