エルブレイズ®工法(局所窒素置換工法)

  • 8 働きがいも経済成長も
  • 9 産業と技術革新の基盤をつくろう

~冷媒配管工事の省力化工法~

エルブレイズ®工法 特開2017-110789
エルブレイズ®工法(銅管穴あけ専用治具) 特開2018-192482
導入実績:96件(2020年1月時点)

開発の背景

冷媒配管のろう付け接続時の酸化防止対策として、一括窒素置換工法が一般的に採用されますが、小部屋の多い病院等の建築物や、建築工事上の制約、他工種との連携の煩雑さ等により、一括窒素置換工法での施工が難しい場合がありました。

本工法の開発により、作業の施工省力化・効率化が可能となりました。

基本原理

冷媒配管に窒素ガス封入用の開口を開け、所要量の窒素ガスを封入し、ろう付します。窒素ガスを配管内部に充満させることで、管内の空気を押し出し配管内部の酸素をなくし、酸化被膜の形成を抑制します。

エルブレイズ工法では専用工具による窒素ガス封入作業の簡素化と従来の一括窒素置換工法での大瓶窒素ボンベを数本使用することと比較して、軽量な小瓶窒素ボンベで対応できることから、現場での施工省力化・効率化に貢献します。

小瓶窒素ボンベでの対応
専用治具による窒素ガス封入用の開口

施工手順

(1)管端閉止とエア抜き口の設置

(2)窒素ガス封入口の穴あけ

(3)配管仮組み~窒素ガス封入

(4)挿入管側の押し込み

(5)ろう付け~冷却

品質の向上

エルブレイズ®工法は、ろう付け箇所に直接窒素を封入するので確実に酸化を防止でき、品質の向上が図れます。写真1は、酸化防止を行わない場合の酸化皮膜の形成状況です。写真2は、エルブレイズ®工法でのろう付け後の配管内面の状況で、酸化皮膜が形成されません。

写真1 酸化被膜の形成状況
写真2 エルブレイズ®工法(酸化被膜なし)

窒素ガス滞留変動シミュレーション

CFD(流体解析)を行い、窒素ガス封入時の酸素ガスが管内から押し出される状況を、視覚的に表しました。

〔窒素ガス滞留変動シミュレーション〕
(配管サイズ28.58mm)

エルブレイズ®工法の認定

作業資格者 527名 品質管理者 321名(2020年1月時点)

高砂熱学工業では、協力会社への工法認定講習会を実施し、作業資格者・ 品質管理者を認定しています。

【高砂熱学工業展開用】

他社への展開

顧客の施工現場全体の品質向上に貢献するために、専用工具を使用し本工法の作業資格者が施工することを条件に、専用工具のレンタル会社ならびに代理店を通じて『局所窒素置換工法』として本工法の利用を他社へ展開します。