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2013年1月25日
高砂熱学工業が展開する大空間の建築物(工場、ホール、体育館)の空調エネルギーを削減する『成層空調システムを用いた省エネリニューアル事業』が、このほど一般財団法人省エネルギーセンター主催(経済産業省後援)の「平成24年度省エネ大賞(製品・ビジネスモデル部門)」において資源エネルギー庁長官賞を受賞しましたので、お知らせいたします。
本リニューアル事業は、自社で開発した成層空調システム(SWIT)を用いて、顧客の建築物に最適な省エネソリューションを提案し、省エネを実現します。その特徴は、(1)事前検証、(2)独自設計、(3)合理化施工、(4)事後検証・運用改善の各段階における先進的技術の開発と蓄積されたノウハウにあり、さらに(1)~(4)のPDCAサイクルを継続的に回すことで、省エネ手法のスパイラルアップを可能とします。
この成層空調システムの省エネ性の高さと省エネ事業の取組みが、「省エネ波及効果の高いビジネスモデル」として認められた事が受賞のポイントとなりました。
<成層空調システム(SWIT)の概要>
本システムは、暖かい空気は上に、冷たい空気は下に向かう自然原理を利用した温度成層型の空調システムです。汚れた熱気を天井に持ち上げ、作業域(床から2m程度)だけを快適で清浄な環境に保ちます。工場など大空間で発熱負荷・外気負荷が大きく、発塵の多い場所に最適なシステムです。
本システムの給気ユニットは、吹き出し口において給気に旋回を与える構造となっており、周辺空気を誘引することで足元の過冷を防ぎ、少ないエネルギーで空調システムを構築できます。
<成層空調システム(SWIT)の省エネルギー性>
1)成層空調システムの省エネルギー手法
2)省エネルギー性比較
室内発熱負荷100W/m2で延べ床面積20,000m2の建物における成層空調システムと、従来型混合空調とのエネルギー消費量を比較した結果、単位床面積あたりの年間消費エネルギーを41%低減することができます。(当社試算結果)
<省エネリニューアル事業の特長>
1)事前検証
2)独自設計(設計手法の確立)
本システムに関する独自の設計ツールを確立しているため、設計担当者の違いによる設計品質のバラツキが少なく、品質が確保されています。
3)合理化施工
4)事後検証・運用改善
<SWITの実績と現在の展開>
成層空調システム(SWIT)は、2005年3月から正式に販売を開始し、新築およびリニューアル工事で海外を含め120件以上、延床面積30万m2以上の実績を得ております。現在は当社の省エネリニューアル事業の戦略商品であり、全支店でお客様に提案活動を行っております。
<「平成24年度省エネ大賞」表彰式・受賞者発表大会のご案内>
表彰式は、1月30日(水)10:15~11:00に、東京ビッグサイト会議棟1階「レセプションホール」にて行われます。また、今回受賞したテーマは、1月30日(水)~2月1日(金)に、東京ビックサイト東1ホールにおいて開催される「ENEX 2013」展示会場内にて発表を行います。発表日時は、2月1日(金)14:30~14:50を予定しています。
以上
本件に関するお問い合わせ先
高砂熱学工業株式会社 総務本部 総務部 広報課 中村、川澄
TEL (03)3255-8212 FAX (03)3251-0914