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取り組み内容 事業開発 Business Development

当社は、創立から100年間の中でご愛顧いただいた多くのお客様によって形作られました。近年は、エネルギー・食料・気候・地政学といった拡大する地球規模の課題に対峙すべく、お客様は大きな変革を断行されています。当社は、お客様変革のパートナーとなるため、創立以来培った環境技術やエンジニアリング力を活かし、再生可能エネルギーの創生・運営等を行う新しい事業「カーボンニューラル事業」の開発に取り組んでいます。「環境クリエイター®」として、私たち自身も変革の時を迎えております。

カーボンニュートラル事業
開発の領域

これまで、当社は、コア事業として建物のエネルギーを「つかう」領域での活動に注力してきました。今後は、お客様のカーボンニュートラル(以下、CN)達成に向けて、エネルギーを「つくる」「ためる」、そして、それら3つの領域を「ツナグ」技術が不可欠と考えています。

カーボンニュートラル事業
開発のコンセプト

「知る」から始まるCN

全ての始まりは、お客様のCNにかかわる目標を「知り」、現状を「知り」、目標と現状のギャップを「知る」ことです。その上で、目標達成に向けたロードマップはをお客様と共に「考える」ことが不可欠です。

カーボンニュートラル事業
開発とエコシステム

お客様変革のパートナーとして、当社に不足するものはパートナー企業と力を合わせ対応します。パートナーがパートナーを呼び、エコシステムを構築し、当社一社では提供できない新しい事業開発を目指します。また、より深い次元でパートナーとなるべく、長きに渡り資本で結ばれる出資も行います。

カーボンニュートラル事業
開発の各領域

「つくる」領域

事例:水電解装置「Hydro Creator®

当社は、再生可能エネルギーによりグリーン水素を製造・供給する固体高分子型(PEM型)水電解装置を開発・上市しています。お客様からのご要望を受け、大型機(100N㎥/h)の開発にも取り組んでいます。

参考リンク

「ためる」領域

事例:吸着材蓄熱システム
「メガストック®

産業分野では、さらなる省エネルギーやCO2削減のために、排熱の利活用が求められています。世界中では、多くの熱が捨てられています。メガストック®は、活用が困難な低温排熱(80℃~200℃)近辺の低温か300℃近辺までの捨てられている熱を回収・蓄熱し、時間あるいは場所が異なる利用先で加温・除湿・乾燥等に利活用するシステムです。

参考リンク

「ツナグ」領域

「つくる」「ためる」「つかう」の領域を「ツナグ」(繋ぐ)、エネルギーマネジメントシステム(EMS)の開発に取り組むとともに、デマンドレスポンス(DR)や電力需給調整市場への対応等への検討を進めています。

カーボンニュートラル事業
開発と地域

ゼロカーボンシティ宣言、脱炭素先行地域など、自治体・基礎自治体のCNも活況を呈しています。当社は、「茨城県つくばみらい市」「広島県北広島町」「茨城県行方市」と包括連携協定を締結し、地域の課題解決にも「知る」から貢献しています。

茨城県つくばみらい市
広島県北広島町
茨城県行方市

プレスリリース「つくばみらい市との包括連携協定の締結について」(2020年8月6日付)(396.7KB)

プレスリリース「広島県北広島町と「ゼロカーボンタウン実現に向けた包括連携協定」を締結」(2023年3月24日付)(416.4KB)

プレスリリース「茨城県行方市と「地方創生に向けた包括連携協定」を締結」(2023年5月15日付)

カーボンニュートラル事業
開発事例

石狩厚田マイクログリッド
におけるレジリエンス対応
水素システム構築

北海道石狩市北部は、災害時に孤立しやすい地域であり、送電網が脆弱であることから、エネルギーの安定供給に対する課題を抱えています。2018年には、北海道胆振東部地震による、約4日間に及ぶ全域停電(ブラックアウト)を経験しました。石狩市様から、「石狩市北部に位置する厚田地区を、災害に強く、且つCNなエリアにしたい」というご相談をいただき、システムを実現しました。

停電時には、指定避難所となる厚田学園体育館へ、太陽光と蓄電池からの電気と、平時に貯蔵したグリーン水素を活用した燃料電池からの電気にて、最低72時間の電力供給を達成いたします。

マイクログリッドで使われる設備機器は、当社100%出資「石狩厚田グリーンエネルギー株式会社」にて運転・維持・管理され、石狩市様から受領する電気代金にて運営されています。

参考リンク